元世界1位ロディックが錦織に完勝、修造氏「まさか」 チャリティーテニスで

ドリームテニスに参加した錦織圭
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 「日清食品ドリームテニス ARIAKE」(26日、有明コロシアム)

 東日本大震災復興に向けたチャリティーイベントとして行われ、元男子プロテニスプレーヤーで世界ランク1位経験のあるアンディ・ロディック(34)=米国=が、世界ランク5位の錦織圭(日清食品)とエキシビジョンマッチで対戦した。

 8ゲームマッチで行われたが、ロディックが現役時代さながらのビッグサーブを連発し、錦織を狼狽させた。ATPツアーファイナルを終えたばかりの錦織には疲れもあったものの、2012年に引退した34歳の元全米王者がパワーで圧倒し、8-3と完勝。敗れた錦織は「サーブの速さは現役時代と変わらない」と舌を巻き、試合を見守った松岡修造氏も「まさかこんなことになるとは…。(ロディックは)現役時代から負けず嫌いで、空気を読めないところがある」と苦笑した。

 引退後は米テキサス州で生活し、1歳になる子供の育児に追われているという。満員となった約1万人の日本のファンの度肝を抜いたロディックは「錦織は疲れていて本来なら休みたい時期なのに、たくさんの人の前でチャリティーイベントを行うこと自体が素晴らしいこと。招待してもらって光栄」と感謝の言葉を述べた。

 錦織については「近い将来、グランドスラムで優勝できると思う。彼は毎年上達しているし、正しいプロセスを踏んでいる」と4大大会制覇に太鼓判を押した。

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