「大相撲九州場所・6日目」(18日、福岡国際センター)
関脇高安(田子ノ浦)は取り直しの末に前頭筆頭の碧山(春日野)に押し出しで敗れ連敗で3敗目(3勝)を喫した。今場所の大関とりへもう1敗もできない苦境に追い込まれた。
高安は立ち合いから上体が浮き気味で、今場所まだ勝ち星のなかった碧山の攻勢に常に受け身となった。
最初の一番では碧山に軍配が上がったが、物言いがつき、高安の右足と碧山の左足が同時に出たとして取り直しになった。チャンスをもらいながら敗れた高安は支度部屋で、悔しさを飲み込むように無言を貫いた。