宇野昌磨「成長していると実感できた」 スケートアメリカ制し凱旋帰国

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第1戦スケートアメリカで同シリーズ通算2勝目を挙げた宇野昌磨(18)=中京大=が25日、中部国際空港着の航空機で帰国。シニア2年目のGP初戦を制し、昨季からの成長を実感できたと明かした。

 宇野は自己ベストを更新する合計279・34点をたたき出しての凱旋(がいせん)。4月に4回転フリップを世界初成功させた米国で、今回もショートプログラム(SP)、フリーともに着氷成功。昨年11月のフランス杯(SPのみで順位決定)以来のGP通算2勝目を挙げ、「去年より成長していると実感できた」と満足そうに振り返った。

 フリー直前までの練習は、満足のいく動きができなかった。だが「出番までの時間で、いろいろ考えずにやれた。悪いなりにも結果を出せたのが大きな収穫」と宇野。課題だった持久力も、オフに「4分半走」を反復練習した成果を出し、「今回は出だしから100%の力でいっても、最後まで全然バテなかった」と実感を込めた。

 試合に入る前に気持ちの持ち方も、昨季から大きく変わった。「1年前なら優勝なんてできるわけがない、と思っていた。けれど今は、自分の力を発揮すればトップ争いができる、と。去年の1年間で悔しいことも味わったので、経験が糧になっている」

 今後はGPファイナル(12月、仏マルセイユ)進出が懸かる第3戦ロシア杯(11月4日開幕、モスクワ)へ向け、ジャンプやスケーティングをさらに洗練させていく。「GPファイナルにつながる結果を出したい」。2季連続のGPファイナル進出を目指し、表情を引き締めた。

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