マクラーレン・ホンダ8位発進 “鈴鹿スペシャル”投入でアロンソ魅せた

 「F1日本GP・フリー走行」(7日、鈴鹿サーキット)

 日本GPが開幕してフリー走行が行われ、“鈴鹿スペシャル”エンジンを投入したマクラーレン・ホンダ勢は、フェルナンド・アロンソ(35)=スペイン=は1回目9位、2回目は8番手に食い込んだ。ジェンソン・バトン(36)=英国=は13位、16位。ドライバーズ部門トップを走るメルセデスのニコ・ロズベルク(31)=ドイツ=が1、2回目ともにトップタイムをマーク。同僚のルイス・ハミルトン(31)=英国=が、ともに僅差の2番手で続いた。

 ホンダが、母国に照準を合わせた最終兵器で上々のスタートだ。フリー走行1回目、9番手につけたアロンソが2回目は1秒018縮める1分33秒985。8番手に食い込み、“鈴鹿スペシャル”の高性能を実証した。

 単純比較はできないものの、昨年の日本GPの公式予選タイムが1分34秒785。7年ぶりに復帰した鈴鹿の決勝は11位、16位に沈んだ。惨敗から1年、戦闘力を大きく向上させ戻ってきた。

 「自分のラップで回れたけど、もっとスピードを求めたい。今のままでは予選トップ10は難しい」。チームの力を信頼するからこそ、アロンソの要求も高い。ホンダのF1総責任者、長谷川祐介氏は「完走すれば10番手に入れる。今年はメルセデスに追いつけなかったけど、差は縮まっている」と力を込めた。

 両ドライバーが口をそろえたのが「雨が降ればチャンス」。8日の公式予選の予報は雨で、路面がウエットなら上位とのパワーの差が抑えられる。ダブル入賞が目標ながら、天も味方にすれば「マクラーレン・ホンダ」の24年ぶり鈴鹿表彰台も夢ではない。

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