フィギュア真央ジャンプミスにも笑顔 今季初戦へ「力強い滑りを」
フィギュアスケートの元世界女王、浅田真央(26)=中京大=がフィンランドのエスポーで6日に開幕するフィンランディア杯で今季初戦に臨む。5日は公式練習でフリーの曲をかけて最終調整。「しっかり滑りたい。力強い滑りができたらいい」と意気込んだ。
今季はショートプログラム(SP)とフリーを、アレンジの違う同じ曲で演じる。「SPからフリーへ、物語がつながっている」という意欲的なプログラムとなる。公式練習では連続ジャンプにミスが出たが「これも受け止めながら、自分らしく思っているように滑れたらいいかなと思う」と笑顔で話した。
練習リンクでの調整では代名詞のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)は跳ばず、3回転ジャンプやスピンを入念に確認。今大会はシーズン本番へ向けた試金石としての意味合いが強く「フリーもSPもどんな評価をもらえるかを見る試合。初めて試合をすることで、次への課題も見つかると思う」と語る。柔らかい表情には、競技に復帰して2季目の余裕と、自らへの期待感がにじんだ。