大輝が初の十両優勝「いろんな人の支えのおかげ」 来場所の新入幕確実に

 「大相撲秋場所・千秋楽」(25日、両国国技館)

 大輝が北大樹を下手投げで下し、12勝3敗で初の十両優勝を果たした。3度目の立ち合い、左差し、右上手で出て、最後は豪快に下手投げで決めた。来場所、11月場所の新入幕を確実にした。

 「緊張した。今場所は充実していた。勝っても負けても前に出ていた」と納得顔。巡業で豪栄道、稀勢の里らの胸を借り「知らない間に力が付いたのかな」と胸を張った。

 埼玉栄高で高校横綱に輝き、日体大では個人タイトル13冠に輝いた。前日には高校の先輩、豪栄道が初優勝。「感極まった。先輩の勢いに僕も続こうと思った」とパワーをもらった。

 大学4年時に無冠だったため、プロ転向後は付出資格はなく、前相撲からスタートした。関取になるまで苦心したが、十両は2場所で突破。「十両の方が伸び伸び相撲が取れる」と能力は全開。毎日、対戦相手の動画を送ってくれた母にも感謝。「いろんな人の支えのおかげ」と話した。

 同期に人気の業師、宇良(木瀬)がおり、出世争いは常に一歩、遅れをとってきたが逆転。「上に上がっても前に出る相撲を取りたい」と力を込めた。

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