ラグビー前日本代表HCエディー氏「日本は相当の飛躍が必要だ」

 ラグビー前日本代表ヘッドコーチのエディー・ジョーンズ氏(56)が、19年W杯日本大会の開幕まであと3年となる20日を前に取材に応じた。現在監督を務めるイングランド代表について「大好きな日本でのW杯で優勝できるようなチームにしたい。(W杯2連覇中の)ニュージーランドにも勝つ」と決意を語った。また、昨年のW杯で日本代表を歴史的3勝に導いた同氏は、初の8強入りには、自らも立ち上げに携わったスーパーラグビーの日本チーム、サンウルブズの活用が欠かせないと指摘した。

  ◇  ◇

 -W杯で日本と対戦する可能性もある。

 「始まれば感情的なことはない。イングランドが優勝できるかどうかに尽きる」

 -日本代表は、ようやく新ヘッドコーチ(HC)が就任した。

 「4年で準備することを3年で詰め込まないといけない。ジョセフHCにプレッシャーを与えることになってしまった」

 -自身のスタイルを継承すべきだと考えるか。

 「ジョセフHCが決めること。選手も違うし、自分たちのスタイルを生み出さないといけない」

 -海外でプレーする日本選手が増えている。

 「海外に行くのはいいが、先発メンバーに入ることが重要。ここまではスーパーラグビーのチーフスでプレーしたプロップ山下(神戸製鋼)が最も良かった」

 -五郎丸はフランスに移籍した。

 「夢を追うのは素晴らしい。通用しなくても恥ずべきことではない」

 -19年W杯での日本の可能性は。

 「選手の質はまだトップと差がある。4強入りを目指すなら相当の飛躍が必要だ。開催国としてのプレッシャーに耐えられるかが鍵だ」

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