プロ野球元西鉄の豊田泰光氏死去 黄金時代の中心選手
プロ野球西鉄（現西武）の黄金時代に強打の内野手として活躍した豊田泰光（とよだ・やすみつ）氏が１４日午後、誤嚥性肺炎のため川崎市内の病院で死去した。８１歳。茨城県出身。
１９５３年に茨城・水戸商高から西鉄に入団。１年目から遊撃手のレギュラーとなり、打率２割８分１厘、２７本塁打で新人王に選ばれた。
５６年に３割２分５厘で首位打者を獲得。巨人を破った同年の日本シリーズでは最優秀選手に選ばれるなど、大舞台に強い打者として活躍。鉄腕・稲尾和久、怪童・中西太の両氏らとともに「野武士集団」として、５６年から日本シリーズを３連覇した西鉄の黄金時代の中心選手となった。
