【リオデジャネイロ共同】国際パラリンピック委員会(IPC)が、9月のリオデジャネイロ・パラリンピックから、国家ぐるみのドーピング問題が発覚したロシアの選手団を全面除外したことに対し、国際オリンピック委員会(IOC)は7日「IPCとは全く状況が違う」との声明を出した。五輪の国際競技連盟(IF)とは組織運営の基盤が異なるため、IPCとは比較できないとの立場を強調した。
一方、IOCとIPCにロシア選手団のリオ大会からの締め出しを検討するよう勧告していた世界反ドーピング機関(WADA)は同日、「クリーンな選手を守る決断だ」とIPCを支持する声明を発表した。