バスケ女子惜敗も最終戦で手応え

 「バスケットボール女子・国際強化試合、日本73-84オーストラリア」(10日、代々木第二体育館)

 8月のリオ五輪に出場するバスケットボール女子日本代表は、ロンドン五輪銅メダルで世界ランキング2位のオーストラリアに73-84で惜敗した。世界ランク16位の日本代表は、ここまで2戦は大敗していたが、1点リードで前半を折り返した。第3Qに逆転を許して以降も粘りを見せたが、及ばなかった。

 一歩一歩、前へと進んでいる。敗れはしたが、拍手に包まれた選手の表情は、充実感に満ちていた。

 第2Q残り2分で、主将の吉田亜沙美(28)=JX-ENEOS=の得点で今大会初めてリードを奪い、折り返した。最後は離されたが、終盤までもつれる試合を演じた。「スタート5人の試合の入りがすごく良かった。向かっていく気持ちが出ていたと思う」と吉田。課題だったリバウンドは、相手よりも7本多い41本。3点シュートも、この日は計7本が決まった。

 吉田は「手応えはあった。これから高さやコンタクトに慣れながら、日本の武器である3点シュートを決め切れれば、メダルを狙えるチームになると思う」。リオ五輪でのメダル獲得へ、ステップアップしていく。

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