北島「レベル高けぇ~」200平大混戦

 「競泳日本選手権・リオデジャネイロ五輪代表選考会」(7日、辰巳国際水泳場)

 5大会連続五輪を目指す04年アテネ、08年北京2大会連続平泳ぎ2冠の北島康介(33)=日本コカ・コーラ=が、男子200メートル平泳ぎ準決勝を2分10秒16の全体3位で通過した。リオ切符獲得のラストチャンスで、8日の決勝では派遣標準記録(2分9秒54)を突破し、上位2位入りにすべてを懸ける。決勝は3種目行われ、女子200メートルバタフライは高校2年の長谷川涼香(東京ドーム)が2位に入り、初の五輪代表に。同200メートル個人メドレーは寺村美穂(セントラルスポーツ)が制し、2位の今井月(るな、愛知・豊川高)とともに派遣標準記録を突破し代表入りした。

 日本競泳界の伝説はここでは終われない。予選7位の北島は、敗退していればリオへの道が途絶える準決勝では伸びやかな泳ぎで、渡辺、小関に続きフィニッシュ。決勝まで望みをつないだ。10位までに2分10秒台がひしめき合う大混戦に開口一番、「レベル高え~!!」と思わず叫んだ。

 悔しさはいつまでも引きずらない。100メートル平泳ぎでは準決勝で派遣標準記録を突破したものの、決勝では2位に入りながら派遣記録に及ばなかった。一度はスタミナへの不安から断念も考えた200メートル平泳ぎも、スタミナ強化の一環でしっかり準備してきただけに、「いい緊張の中で記録を上げられた」と自信ものぞかせた。

 進退は何度も頭をよぎった。しかし、4年に1度のこの戦いが近づくと血が騒ぐ。自身の背中を追うように出現してきた、若手の強力なライバルには「怖いよ」と本音も。「でも、この怖さと緊張感があるからこその五輪選考会。僕はこのギャンブルが好きなんだなと思う」と勝負師の目が光った。

 中学2年から指導する平井コーチは「キレが出れば8秒台も出る」と期待を込め、「あしたはレジェンドになってもらわないと。レガシー(遺産)になってもらっちゃ困る」とハッパをかけた。

 五輪への最後の挑戦と位置づける33歳にとって、泣いても笑ってもこれが最後の選考レース。「泳げる幸せとあきらめない気持ちで臨む。派遣(標準記録)や五輪もあるけど、良くても悪くても、自分らしい泳ぎを見せたい」。魂の泳ぎを見せつける。

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