大野 リオ金へ闘志「天理柔道見せる」

 「柔道・全日本選抜体重別選手権」(3日、福岡国際センター)

 男女計7階級が行われ、男子73キロ級は昨年の世界選手権覇者、大野将平(24)=旭化成=が優勝し、初の五輪代表入りを決めた。この日発表された男女6階級12人の代表選手は4日に記者会見を行う。男女とも最重量級の代表は全日本選手権(男子29日、女子17日)後に発表される。

 大野が最難関の男子73キロ級を制した。決勝ではロンドン五輪銀メダリストの中矢を僅差で破って文句なくリオ切符を手にし、「4年間争ってきたライバルなので集中した。持ち味だけじゃなく粘りも出せた」と胸を張った。男子の井上監督も「本調子じゃない中で優勝した大野らが中心になる」とエースとして期待を込めた。

 天理大出身としては96年アトランタ五輪から3大会連続金メダルの野村忠宏氏以来となる金メダル獲得を目指す。ただ、決勝では一本勝ちでなかったこともあって満足はしていない。「野村先輩なら投げきって一本勝ちで決めている。理想は一本勝ち。先輩が築いてきた天理柔道を見せたい」と大舞台へ闘志を燃やした。

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