ハンド女子“先生”エースが五輪に導く

 ハンドボールの16年リオデジャネイロ五輪アジア予選(20日開幕・愛知県体育館)で、40年ぶりの五輪出場を目指す女子日本代表「おりひめジャパン」が15日、都内で練習を公開した。

 代表通算540得点を誇るエースの藤井紫緒(30)=大阪・宣真高教員=は、3月に一度、現役を引退。4月からは母校で教員、ハンドボール部の顧問として第2の人生を歩んでいたが、協会や仲間たちの熱心な誘いで9月に復帰。「生徒たちや同僚の先生方の後押しが一番大きかった。夢の夢で終わってきた五輪。3度目の五輪予選で、これが最後。完全燃焼したい」と、闘志をみなぎらせた。

 最終戦の韓国戦には、母校の生徒たちも応援に駆けつけてくれる予定。現在は「出張扱い」という“先生”エースが「夢をかなえる」という最高の授業を教え子たちに披露する。

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