早大金メダルトリオに森喜朗氏がエール

 競泳金メダリストの(右から)渡部、瀬戸、星をねぎらう森喜朗氏(左端)
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 競泳の15年世界選手権で金メダルを獲得した瀬戸大也(21)=JSS毛呂山、渡部香生子(18)=JSS立石、星奈津美(25)=ミズノ=が8日、都内の早大・早稲田キャンパスで行われた総長報告会に出席した。16年リオデジャネイロ五輪代表に内定した3選手に、早大出身で20年東京五輪組織委員会会長でもある森喜朗元首相(78)は、早大水泳部黄金時代を作り上げることを期待した。

 新国立、エンブレム問題と最近は苦虫をかみつぶした表情を浮かべることが多かった森氏も、“ゴールドラッシュ”で競泳ニッポンをけん引した後輩たちを前に頬を緩ませた。

 「実は大学を挙げてお祝いしたほうがいいと言ったのは私なんだ」と切り出した。そして「伝統の早稲田水泳部。大崎(剛彦、60年ローマ五輪銀メダル)って知ってる?大崎、山中(毅、56年メルボルン、60年ローマ五輪銀メダル)がメダルを獲った時は大喜びした。それに続く、黄金時代が来る。今夏は(清宮)幸太郎君を見に甲子園にも行ったが、ワセダが強いと盛り上がる」と期待を高めた。

 今大会で日本勢が獲得したメダル4つは在学中の渡部が金、銀1つずつ、瀬戸が金1つ、卒業生の星が金1つとすべて早大関係者が独占した。瀬戸は森氏から「テレビで裸を見たら大きく見えたが、実際に会ったら僕より小さい。どこにそんな力があるんだ」と聞かれ、「気持ちや心がそれ以上にでかくて強いので」と、頼もしく言ってのけた。

 リオ五輪では早大水泳部初の個人種目五輪金メダルの期待が懸かる。「五輪の金メダルはまだ持ってない。目指して頑張りたい」と、瀬戸。政界の“キングメーカー”と呼ばれる元首相の期待に応えた時、名門の歴史に新たな1ページが加わる。

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