「卓球世界選手権」（３０日、蘇州）

　女子シングルス３回戦で中学３年の伊藤美誠（１４）＝スターツ＝は陳思羽（台湾）に４－１で勝ち、４回戦に進出した。平野美宇（１４）＝エリートアカデミー＝は世界ランキング１位の丁寧（中国）にストレート負けした。

　初出場の中学３年「みうみま」ペアは、女子シングルス３回戦で明暗が分かれた。伊藤は過去５戦全敗と苦手にしていた台湾選手に勝って４回戦進出。次に勝ってベスト８入りすれば、２００３年パリ大会に同じ１４歳で出場し、準々決勝に進んだ福原の成績に並ぶ。この日の対戦では「無理せずに、逆に相手のミスを誘うようにした」と、冷静さが光った。

　一方、平野美は丁寧に完敗。初の世界選手権が終わり「中国の強さは分かったし、自分との差も分かった。さらに頑張らないと」と刺激を受けたようだった。