「みうみま」白星デビューも2回戦敗退

 「卓球世界選手権」(28日、中国・蘇州)

 20年東京五輪のホープで中学3年の平野美宇(15)=エリートアカデミー=と伊藤美誠(14)=スターツ=の「みうみま」ペアがデビューし、女子ダブルス1回戦は快勝したものの、2回戦で敗れた。シングルス1回戦はともに勝ち、第5シードの石川佳純(全農)、福原愛(ANA)も順当に勝ち上がった。男子シングルス1回戦で世界ランク5位の水谷隼(ビーコン・ラボ)はストレート勝ちした。

 初出場の舞台にも動じなかった。平野美は「負けたらどうしようとか考えず平常心でやれている」と冷静に話し、伊藤は「最年少とかは気にしていない」と、幼さの残る顔を引き締めた。

 2人は、13歳だった昨年3月のワールドツアー、ドイツ・オープンのダブルスで史上最年少優勝。12月のグランドファイナルでも頂点に立った。伊藤は14歳189日で世界選手権のシングルスに出場。03年パリ大会での福原のシングルス最年少出場記録を塗り替えた。

 2人は小学4年から本格的にペアを組む。中学進学と同時に伊藤は大阪のクラブ「関西卓球アカデミー」に、平野美は日本オリンピック委員会が寄宿制で有望選手を育成する東京のエリートアカデミーに拠点を移し練習漬けの日々を送る。

 ダブルス2回戦ではオランダ、ポーランド選手のペアに3-4で競り負けたものの、1回戦は快勝。「みうみま」コンビが、蘇州で大きな経験を積んだ。

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