ボウリング 15歳の天才少女・泉宗心音

 2020年東京五輪での採用を目指し、さまざまな競技団体が立候補を表明している。有力候補とみられる競技の他に、ボウリングといった意外な競技の名前も…。これまで縁遠かった夢舞台に、思いをはせるアスリートに迫った。

 “娯楽スポーツの王様”といえるボウリングも、愛好者含め競技人口2億人といわれる普及力を武器に、虎視眈々(たんたん)と五輪競技入りを狙っている。

 東京五輪に採用された際、金メダルの有力候補となるのが、14年世界ユース選手権の金メダリスト、泉宗心音(いずむね・しおん、15)だ。17年に地元愛媛県松山市で国体が開催されることになり、選手募集の張り紙をみて、ボウリングの世界に飛び込んだ。競技歴4年ながら、ベストスコアは300を誇る天才少女は「20年には21歳。ぜひ正式種目になって、私が優勝してボウリングを広めたい」と拳を握った。

 昭和40年代に中山律子らの登場をきっかけに人気に火が付いた同競技。大逆転で五輪競技入りを果たし、再び一大ブームを巻き起こせるか。

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