日本は銅 葛西7個目のメダルも悔し

 「ノルディックスキー世界選手権・ジャンプ混合団体」(22日、ファルン)

 男女各2人の4人で争い、前回優勝の日本は高梨沙羅(18)=クラレ、葛西紀明(42)、伊藤有希(20)=ともに土屋ホーム、竹内択(27)=北野建設=で臨み、合計888・3点で銅メダルを獲得した。今大会の日本のメダルはジャンプ女子の伊藤の銀に続いて2個目。葛西は世界選手権通算7個目のメダルで、6個で並んでいた原田雅彦を抜き、日本選手最多となった。日本は1回目に3位につけ、上位8チームによる2回目も順位を維持した。ドイツが917・9点で初制覇した。

 頂点だけを目指していたから、表彰台に立っても素直に喜べなかった。ジャンプ混合団体で3位にとどまった日本の大黒柱の葛西は「みんなも自分も金メダルが取りたかった。あまり貢献できなかったのが悔しい」と、頬に日の丸をペイントした顔をゆがめた。

 21日の男子ノーマルヒルで大失敗して35位に終わった。ミスを避けるため「安全ジャンプ」の1回目はK点止まり。2回目は直前に飛んだ米国選手が転倒したため、スタート位置で長時間待たされる不運もあって飛距離をさらに1・5メートル落とした。

 「流れに乗れない感じだが、ちょっと休んで得意のラージヒルに切り替えたい」と、より大きなジャンプ台で競う26日の個人と28日の団体を見据えた。

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