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斎藤公美“第2の故郷”神戸で初優勝

 「神戸新聞社共催・第4回神戸マラソン」(23日、神戸市役所前発~ポートアイランド着=42・195キロ)

 女子は昨年2位の斎藤公美(22)=京セラ=が自己新となる2時間38分24秒で初優勝を飾った。連覇を狙った45歳の田中千洋(アスレックRC)は3位だった。男子は昨年3位のハロン・マレル(30)=ケニア=が自己新&大会新となる2時間13分45秒で初優勝した。フルマラソンは1万7597人、クオーターマラソン(10・6キロ)には1783人が参加した。

 右手の人さし指を突き上げてゴールテープを切った。19歳の新鋭、石本をゴール間際で振り切っての大会初制覇。「最後は『早くゴールが来て』って願いながら走った。こんな大きな大会で優勝できて本当にうれしいです」。斎藤の目に熱いものがこみ上げた。

 この大会は2年前に5位、昨年も2位に入っている実力者だが、今年3月に神戸学院大を卒業すると、実業団からの誘いを断って西宮市内の飲食店に就職。「(実業団は)失敗が許されない世界。お金をもらって走ることが怖かった」と、市民ランナーの道を選んだ。

 ところが、同期の選手が実業団で活躍する姿を見て、徐々に心境が変化。「くだらない理由で自分の夢から逃げてしまったことを恥ずかしく感じた」。縁あって9月に京セラに入社。女子陸上競技部が拠点とする鹿児島に移り、選手として再スタートを切った。

 恵まれた練習環境の下、フォームの改造に取り組み、弱気の虫を追い出すために自己啓発の本も読んだ。22日の前夜祭では佐藤敦之監督が「優勝するのは斎藤です」と公言。「監督に恥をかかせるわけにはいかない。私を支えてくれた人たちに恩返しするには優勝しかない」と、強い決意でゴールを目指した。

 自己記録を約1分半縮めた。来年3月の名古屋ウィメンズにも出場する予定で「国際マラソンでも上にいけるように、これからもどんどん記録を更新していきたい」。大学4年間を過ごした“第2の故郷”神戸でつかんだ栄冠を弾みに、さらなる成長を誓った。

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