同大8トライ52点!イケメン松井が2T

 「関西大学ラグビー、同大52-14大体大」(12日、宝が池)

 7年ぶり優勝を狙う同大が大体大に52‐14で圧勝し開幕2連勝。快足WTB松井千士(2年、常翔学園)が先制を含む2トライと引っ張り8トライを奪った。天理大は連覇を狙う立命大を26‐0で完封で下し今季初勝利を挙げた。

 異次元のスピードが観衆をくぎ付けにした。前半3分、敵陣で球を受けた松井は加速。相手守備をヒラリとかわし40メートル独走し、ゴールに飛び込んだ。

 その7分後、またも松井が今度は30メートルを走り連続トライ。50メートル5秒8の快足はU‐20代表、7人制学生日本代表と世界を経験し力強さを付けた。「スピードの感覚が違う。今は5メートルの幅があれば抜ける」と胸を張った。

 前半終了間際には自陣からのパントに75メートルをぶっちぎり、ゴールで球を抑えたかに見えた。だがレフェリーが速さに追い付かず判定はノートライ。「確かに抑えたけど…」と苦笑いした。

 常翔学園3年時の部対抗リレーではアンカーで陸上部を抜き優勝したほど。同大の7年ぶりV奪回へ、次代の日本を背負う松井が中心になる。

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