「体操世界選手権・第7日」(9日、中国・南寧)
男子個人総合決勝が行われ、田中佑典(24)=コナミ=が90・449点で銅メダルに輝いた。
佑典が田中3きょうだい悲願の個人総合のメダルを獲得した。4種目目の跳馬までを大きなミスなくこなすと、得意の平行棒、鉄棒で内村を上回る得点をマークし、3位に食い込んだ。兄和仁、姉理恵とともに3人で出場したロンドン五輪から2年。ここまで大一番では勝負弱さが目立った末弟が、自らの殻を打ち破った。演技後はテレビ中継のキャスターを務めた理恵とがっちり握手し「ありがとう。良かった~」と、笑った。