京セラ女子陸上部 鹿児島県霧島市へ

 京セラは4日、女子陸上部の活動拠点を4月から鹿児島県霧島市に移す、と発表した。監督に、北京五輪男子マラソン代表で、世界陸上ベルリン大会でマラソン6位の佐藤敦之氏(35)=中国電力=が就任する。

 同社陸上部は1982年創部。国分工場がある霧島市(旧国分市)など鹿児島県内を拠点としていたが、有力選手の獲得などを目的に2000年に本社がある京都に移転。ここ数年は成績が伸びず、再起を図るため、より競技に専念できる環境を求めて拠点を鹿児島に戻す。

 新体制のコーチに、佐藤氏の妻でアテネ五輪800メートル代表の美保さん(35)=旧姓杉森=が就任。鹿児島県庁で会見した佐藤氏は「強い京セラの復活」「鹿児島から世界へ」をテーマに「心の部分を強くしていくことが、世界で戦う一番のキーワード。妻と二人三脚で選手を育てたい」と抱負を語った。

 女子陸上部は全日本実業団女子駅伝で優勝4回の強豪で、現在の所属選手は7人。駅伝やマラソンでの活動を視野に、今後少なくとも10選手程度に規模を拡大する方針だ。

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