カワハギ 肝パン23センチ

 【出漁ルポ・千葉 朗】好シーズン到来!カワハギ肝パン23センチ テンヤマダイは五目釣りに 内房・上総湊「鈴孝丸」=デイリースポーツ紙指定船宿

 終日雨の中での釣りになってしまった。テンヤ釣りはダイレクトなアタリと引きを味わえる。とはいえ、この日のマダイは少々食い渋り気味、型は出たが、カサゴやイカなど五目釣りになってしまった。後半はカワハギ狙い。短時間だったが、良型の強烈な引きを楽しめた。

 ◆早々にマダイをゲット!

 内房・上総湊のデイリースポーツ紙指定船宿「鈴孝丸」に6時集合で乗り込んだ。小雨が降り続く中、20分ほど走ってポイントに着いた。

 水深20メートル前後、道糸はシーガー「PE X8」1号、リーダーは「シーガーFXR船」シリーズの3号を3メートル。10号のテンヤにエビを刺し、早速投入。テンヤが底に着いたら、軽く小突きながら、時々大きくシャクってアピールする。2投目、ゴンッと硬いアタリで即合わせたが乗らない、すぐさまテンヤを再び落とすと、ゴゴゴゴッと手応え、再び大きく合わせると、竿がギューンと絞り込まれた。

 強烈な引きで、竿が何度もあおられる。テンヤ釣りは、このダイレクトな魚とのやりとりが魅力だ。上がってきたのは0・6キロのマダイ。美しい赤い魚体がタモに入った。紅葉ダイというには、まだ少し早い気もするが、タイの2段引き、3段引きを楽しませてくれた。

 その後、船中ではもう1匹マダイが出たが、後が続かない。釣れてくるのは、カサゴやカワハギばかり、そして私にはなんと良型のマルイカが釣れてきた。まさかテンヤでマルイカとはびっくりだ。

 ◆肝パンのカワハギ好調

 昼になってもマダイの食いが立たないので、予定にはなかったが、午後はリレーで、テンヤでも良型が上がっていたカワハギを狙うことにした。

 道具を変え、ポイントを移動して竿を出すと、いきなりガクガクと強烈な引き、23センチの良型のカワハギが釣れた。カワハギはその後もポツポツ上がり、どれも肝パンの良型。どうやらカワハギも秋の好シーズンに突入したようだ。

 2時納竿。短時間で数は伸びなかったが、カワハギの小気味いい引きを楽しんだ。そしてこの日のテンヤマダイは、大型のサバフグも交じって、赤茶色の五目釣りになった。

 ▽鈴孝丸=TEL0439・67・0261。

 鈴孝丸・鈴木利定船長「この日はマダイの食いももうひとつでしたが、食いが立てば面白い釣りです。秋の紅葉ダイは、まだ始まったばかり、これからは青物も交じってくるので、より強烈な引きが楽しめます。カワハギも好シーズン。リクエストがあれば好調のアジやマダコにも出船します」

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