大型クロダイ

 【My リポート・時田眞吉】 三浦半島久里浜沖・アシカ島

 乗っ込み大型クロダイ最後のチャンス

 久里浜沖に浮かぶ大小2つの島がアシカ島である。潮通しがよくクロダイの魚影は抜群に濃い釣り場だ。灯台の立つ小さな島を指してアシカ島と呼び、比較的大きな島を笠島と呼んでいる。明治の中頃まではニホンアシカが生息していたのが島名の由来といわれる。

 コマセ使用は 今月初頭まで

 そんなアシカ島、笠島でコマセを撒(ま)いてのウキフカセ釣りが楽しめるのは5月初頭まで。以降10月までコマセの使用が禁止されるのだ。渡船は久里浜沖堤防と同じ丸清丸で行っている。

 4月26日に、乗っ込みのクロダイを狙って足を運んでみた。出船は午前6時半(平日)、前日からのウネリが残っているため、灯台の立つ小さなアシカ島へは渡礁できず、10人ほどの釣り人が笠島へと渡る。

 北東の風が強く、釣り座が限定されるが、譲り合いながら釣りを開始。ここは潮が速いため軽い仕掛けでは底まで付けエサが落ちるまでにアッという間に流されてしまうので、なるべくオモリ負荷のある円錐ウキを使うのがキモ。私は1号の中通しオモリでドカンと沈める仕掛けで挑んだ。

 釣り座は沖向きのアシカ島との水道の角。沖へと出ていく潮が通し、なんとも釣れそうな雰囲気。が、付けエサのオキアミはなくなるのだがアタリが出ない。正午近く、潮が逆になり水道の中を流す。オキアミでは持たないのでサナギとコーンのセットでハリ付け。

 コマセをウキにかぶせて、ミチイトを張って待っていると、スーッとウキが沈む。合わせるとガツンという手応え。サオ先がゴンゴンと振れるのはクロダイの証し。しかし、手前のハエ根の海草に魚体を取られ、痛恨のバラシ。その後も同じポイントを攻めるも、釣果のないまま午後2時半に迎えの船がやって来た。当日の笠島はアシカ島向かいよりも逆側の方が潮の通しがよく、クロダイはもちろん良型のメジナも多数上がっていた。

 コマセ使用のタイムリミットはすぐ。この記事を読まれて釣行されたいと思う方は、すぐ足を運ばれたい。

 ▽渡船「丸清丸」=TEL0468・41・3188

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