春のアコウ 好機到来

 【Do フィッシング】 初心者から達人になろう

 春のアコウ 好機到来

 冬の釣りのイメージのあるアコウ(アコウダイ)釣りだが、実は5月、6月に大釣りになることが多い。東京湾口~相模湾の“初心者にもできる実践アコウ釣り”をご紹介。

 今が産卵期

 ◆タックルは! 今の時期はアコウの産卵期に当たっているようで、産卵場所に群れ次々に子を放つ。

 竿は深場用の硬調がオススメ。リールにはミチイトPE8号を800メートル。仕掛けはオモリ300号の胴突き5~8本バリ。エサはサバの切り身などをちょん掛けに。

 デイリースポーツ指定船宿では、平塚の豊漁丸が乗り合いで、葉山の愛正丸が指定日予約乗り合いで出船中。どちらも貸し竿あり。

 ◆投入前の準備! 船べりにロッドキーパーを取り付けて竿とリールをセットする。ミチイトの先にヨリ取り器具と中オモリ、その下に胴突き仕掛けをセット。ハリにエサをつけながら順番に船べりに並べ(イラストのようなマグネットがあると便利)、ハリスとミキイトは絡まないよう足元に垂らす。仕掛けの先にオモリをセットし、揺れで転がらない場所に置く。

 ◆仕掛け投入! 船長の指示でミヨシから順番にオモリをちょい投げして投入。仕掛けは下バリから順に海中に沈む。スプールに軽く指を添えリールをフリーにする。数分でオモリ着底、竿先が伸びイトの出が止まるので、見逃さないように。次にイトフケをとるためにリールを20メートルほど巻き、オモリを落とし直す。

 タナどりが大事-オモリが底をたたくようにミチイトを張る

 そして、大事なのがタナどり。船の揺れでオモリがトン、トンと底をたたくようにミチイトを張る。流れとともに変化する水深に合わせてリールを巻いたりミチイトを伸ばしたりして、トン、トンを維持する。

 ◆アタリが来た! キホン置きザオで釣るので、アタリは全て竿先でとる。ゲドウのそれはもぞもぞしたものが多いが、アコウのは重く硬くはっきりしている。大型ほどアタリも大きいことが多く、ゴツンッゴツンッと竿先をたたく前アタリに竿全体を絞り込む本アタリが続けばハリ掛かりはバッチリだ。

 船長にアタリが来たことを伝え指示をもらおう。追い食いを狙うときは、ミチイトを延ばす。アコウのアタリは何度も来る。そのたびに1メートルずつミチイトを延ばす。巻き上げるときは、ゆっくりめの中速。うまくいけば海面にいくつものアコウが浮く“提灯行列”になる!(岩見忠弘)

釣り情報最新ニュース

もっとみる

    ランキング

    主要ニュース

    リアルタイムランキング

    写真

    話題の写真ランキング

    注目トピックス