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社長挨拶

 デイリースポーツは2018年8月1日に、創刊70周年を迎えます。支えていただいた関係者、読者に心より感謝申し上げます。
 日本全国で2番目、西日本エリアでは最初の日刊スポーツ新聞として、1948年8月1日に神戸で産声を挙げました。創刊当時の様子を、社史では以下のように書いています。
 
 「神戸駅から西へ、新開地の焼け跡に米進駐軍のキャンプが建った。キャッチボールを楽しむ兵士たちの姿が見えた。彼らが持ち込んだものは、ラッキーストライクのデザインと香り、スイングジャズにスポーツ。すべてを楽しむといった自由の享受である」

 戦後間もない昭和23年。神戸新聞の社員たちが見た進駐軍キャンプが、デイリースポーツの創刊を決意させた。デイリースポーツとは、スポーツ新聞とはという問いかけに、わたしはこの風景を思い浮かべる。スポーツに宿る精神とは、自由である。最大限の肉体表現を求め、人の持つ可能性を精神の極限で発揮する。その美しさと喜びを、読者に伝えたい。
 
 「デイリースポーツは、阪神が勝ったら題字がトラのしっぽになるんでしょ」と言われます。その通りです。デイリーを発行する神戸新聞社の初代社長・松方幸次郎は、阪神タイガース初代オーナー・松方正雄の兄です。デイリーとタイガースはつまり、親戚のような関係。デイリーが阪神報道でトップランナーを目指すのには、そんなきっかけがある。
 
 阪神タイガースは2018年のチームスローガンに「執念」と掲げました。2016年の「超変革」から「挑む」へ。金本知憲監督のもと今季は、優勝という結果を目指します。デイリーもこれに倣って、2018年は「執念」という姿勢を、全社員に呼び掛けています。現状にとどまらず、新たな挑戦をします。東京から広島、愛媛、大阪へと広げてきた印刷体制、阪神報道を柱にしたブレない紙面で、読者のみなさんにより最新ニュースが入り、カラーページを増強した紙面をお届けします。
 
 社是は「デイリースポーツ同人は、スポーツの振興と、娯楽の健全化を通じて、国民の文化向上につとめる。」と定めています。ブレないデイリーはプロ野球だけでなく高校野球、大相撲、ゴルフ、サッカーなどの各種スポーツ、そして芸能、社会ニュース、競馬、公営ギャンブル、パズル、レジャーなどの情報が満載です。元気に明るく楽しく、きょうのそしてあすへの糧となる新聞をお届けします。

 社会は急激に変化しています。スポーツ新聞にとっては、デジタルへの様々な情報発信もその一つの例です。生きた情報、足で稼ぐ取材、人と人の触れ合いによって得た情報こそ、デイリースポーツとして発信する価値のあるものです。取材記者だけではなく見出しを付けて紙面をレイアウトする整理記者、広告担当、販売担当、デイリースポーツにかかわるすべての人間には常に、自らを律し鍛えることを求めます。見たもの、聞いたことに対する感性こそが、読者の要求に応えられる原動力です。

 神戸で生まれたデイリースポーツはいまも、神戸・ハーバーランドに本社を構えています。東京には情報発信の拠点を置き、大阪、広島、高松、愛媛などの各所にも取材、営業、印刷網を広げています。2019年はラグビーのワールドカップ、そして2020年には、東京五輪が開催されます。今季のデイリースポーツは「執念」をキーワードに「読者目線のスポーツ新聞」が合言葉です。

2018年4月

デイリースポーツ代表取締役社長 改発博明