【福原忍氏の眼】パワーだけでなく緻密さも見えたベネズエラの強さ 六回無死一塁から仕掛けて一、三塁→勢いづき逆転3ラン
「WBC・準々決勝、侍ジャパン5-8ベネズエラ代表」(14日、マイアミ)
第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の準々決勝が14日(日本時間15日)、米マイアミで行われ、日本代表「侍ジャパン」は5-8でベネズエラに敗れた。2連覇の夢は途絶え、大会史上初めてベスト8で敗退。投手陣が強打のベネズエラ打線に3本塁打を浴びて屈した「マイアミの悲劇」。デイリースポーツ評論家の福原忍氏は「パワーに緻密さも加わっているところにベネズエラの強みを感じた」と指摘した。
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日本が敗れたことは残念ですし、狙い通りにいかなかったところもあったかと思いますが、ベネズエラが強かったなという一戦でした。打線が強力で、ホームランで流れを変えられたような展開となりましたが、それだけではなかったですね。
六回無死一塁からランエンドヒットかヒットエンドランかは分からないですが、仕掛けられて無死一、三塁となり、勢いづいたところから逆転3ラン。また、各打者の低めのボールや縦の変化への対応を含めて、日本の投手をしっかりと研究していたのかなと。メジャーリーグでもより細かなデータなどが重視されている中、元々のパワーにそういった緻密さも加わっているところに強みを感じました。
あとは環境への慣れというところの差もあったのかなと。普段からアメリカでプレーしている選手ばかりのベネズエラと、そうではなく、渡米後の調整期間も短かった日本。ただその中でも、森下選手のホームランは素晴らしかったですし、佐藤輝選手も、追い込まれた中で粘って打ったタイムリーは見事でした。この経験を今後に生かしてもらいたいですね。
