侍ジャパン・大谷翔平 無安打で本番へ 北山考案新パフォ「お茶点(た)て」ポーズに“合格”
「WBC東京プール presented by ディップ 強化試合、侍ジャパン5-4阪神」(3日、京セラドーム大阪)
頼もしい仲間たちの活躍に、ベンチで侍ジャパン・大谷は誰よりも無邪気に笑っていた。両手を高々と上げて、何度も手をたたきながら歓喜する。2日のオリックス戦は3打数無安打、この日は2打数無安打で交代。いずれも快音は響かなかったが、打席に入るだけで球場の空気はわずかに震えていた。
ドジャースで慣れ親しんだ「1番・DH」での先発出場。いきなりの登場に、スタンドからは割れんばかりの声援が降り注ぎ、主役を後押しした。だが、伊藤将の緩いカーブに一ゴロ。さらに三回1死二塁で巡ってきた2打席目は、低めのカーブに泳ぎながら二ゴロ。強化試合2試合で無安打のまま本番へ突入するも、井端監督は「きっちりスイングしている」と揺るぎない信頼を寄せた。
試合後には、新パフォーマンスに一役買っていたことも明らかになった。北山が最初に考案したものは2回右手で回してから飲む本格仕様だったが、この日はお茶をたてる動作に改良。その舞台裏は2日の試合後の食事会場にあった。先に食事を始めていた大谷から呼ばれる形で、鈴木や村上らと意見交換開始。「塁上でなかなか時間ないので、もうちょっと手短な方がいい」と決まった。
改定版は得点の「点」に掛け合わせて、「お茶点(た)て」ポーズを採用。2試合続けて円陣の声出しを担当した北山は「ダイヤモンドをかき混ぜて、お茶を点(た)てて、みんなで点数を取っていきましょう。絶対にやってください!」と鼓舞。食事会場でのプレゼンでは「まだお茶かよ」と笑われながらも、理由を説明した上で見事に“合格”。新パフォーマンスとともにさぁ、大会連覇へ。快音は本番に取っておく。
