米国4強 ターナー逆転満弾 準決勝のキューバ戦 先発は41歳・ウェインライト

 8回、アメリカ代表・ターナー(8)が逆転満塁本塁打を放つ 
 ターナー(8)を大喜びで出迎えるナイン
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 「WBC準々決勝、アメリカ代表9-7ベネズエラ代表」(18日、マイアミ)

 米マイアミで準々決勝1試合が行われ、2連覇を狙う米国(1次リーグC組2位)がベネズエラ(D組1位)を9-7で下し、ベスト4進出を決めた。19日(日本時間20日)の準決勝でキューバ(A組1位)と対戦する。米国は5-7の八回にターナー(フィリーズ)が逆転の満塁本塁打を放った。20日(同21日)には日本(B組1位)とメキシコ(C組1位)が決勝進出を懸けて戦う。

 バットを放り投げ、一塁ベンチに向かって何度もほえた。2点を追う八回無死満塁の絶好機に、9番・ターナーが左翼へ逆転満塁弾をたたき込んだ。カウント0-2から甘く入ったチェンジアップをすくい上げた。「真ん中の球をしっかり打つだけ。余計なことは考えなかった」。飛距離124メートルの打球は左翼2階席まで達した。

 初回に3点を先制しながら五回に逆転を許す嫌な展開。デローサ監督は「打った瞬間、首脳陣も入れた35人全員の意識が飛んだというか、気絶した感じだった」と、その興奮ぶりを表現。ラインアップに一流選手が並んだ両国の戦いを「私の野球人生で3本の指に入る、特別な試合だった」と振り返った。

 米国は初優勝を飾った前回に続き、2大会連続、3度目の準決勝進出。連戦となるキューバ戦の先発投手に通算195勝、41歳のウェインライトを指名し、「彼は数多くの重要な試合で投げてきた投手だ」と、経験値の高さに期待した。

 21年首位打者でありながら9番を打つターナーは言う。「もちろん、打順を上げてほしい気持ちはあるけど、この打線は常識外れなんだ」。破壊力抜群のスター軍団が連覇に向かって突き進む。

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