大谷翔平 準決勝メキシコ戦で同僚と激突へ キャンプではキャッチボールの相手、仲良しのサンドバル

 「WBC準々決勝、メキシコ代表5-4プエルトリコ代表」(17日、マイアミ)

 侍ジャパンの準決勝の相手が、メキシコ代表に決まった。準決勝は日本時間21日午前8時から行われる。

 侍ジャパン、3大会ぶりの世界一へ。ここまで投打でけん引してきた大谷翔平が、同僚サンドバルと激突する。

 メキシコ代表のベンハミン・ヒル監督がすでに、試合前の会見で準決勝に進出した場合、日本戦の先発に大谷翔平投手と同じエンゼルスに所属する左腕のパトリック・サンドバル投手を指名している。

 サンドバルは大会前のキャンプ中、大谷と行動する様子がみられ、キャッチボールの相手も務めていた。球場入りでは大谷が大笑いしながらふたりで肩を組むなど、仲の良さがうかがえる選手のひとり。メジャー5年目で、昨季6勝9敗と勝ち星には恵まれなかったが、質の高い投球で防御率2・91をマーク。今季は開幕投手の大谷に続く、先発2番手として4月2日の開幕第2戦に投げることが決まっている。

 今大会は12日の1次ラウンド・米国戦に先発し、エンゼルスの同僚で米国主将のトラウト空振り三振に仕留めるなど、3回2安打1失点で勝利投手になっている。

 投打二刀流で日本をけん引する大谷は、打者では3番として打率・438、1本塁打、8打点。サンドバルとの対戦にも注目が集まる。

 メキシコには他に、昨季、メッツで12勝のウォーカー、アストロズで13勝の歩きイーディーも備える。守護神ガイェゴスは一昨年カージナルスで73試合、昨季は57試合に登板してともに14セーブ。プエルトリコ戦でもピンチをしのいで1点差を逃げ切った。

 攻撃陣も1次ラウンドでアメリカから11点を奪うなど、勢いのある陣容。1番アロサレーナは昨季レイズで20本塁打。今大会も打率・471とけん引する。今大会は当たりのない2番ベルドゥーゴも昨季レッドソックスで152試合に出場して打率・280、11本塁打。3番メネセスは元オリックス選手で、昨季はナショナルズで13本塁打をマークした。

 プエルトリコ戦では4点差を逆転。勢い乗っているだけに、侍投手陣がどこまで踏ん張れるかも、勝利のカギとなりそうだ。

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