佐々木朗希「僕の投げる姿で感じてもらえたら」運命の3・11にWBCデビュー 勝利投手に

チェコに勝利してベンチ前で笑顔を見せる佐々木朗(撮影・堀内翔)
 7回、ベンチから試合を見つめる佐々木とダルビッシュ(右)=撮影・堀内翔
 チェコに勝利してベンチ前で笑顔を見せる佐々木(撮影・堀内翔)
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「カーネクスト 2023 WBC1次ラウンド 東京プール、日本代表10-2チェコ代表」(11日、東京ドーム)

 先発した佐々木朗希投手は、3回2/3を2安打1失点(自責0)、66球でマウンドを降りた。8奪三振は戸郷の7を抜き、今大会最多となった。

 お立ち台では「きょう投げることができてうれしいです。イニング途中で代わってしまったんですが、最少失点で投げることができて良かったなと思います」と語り、「きょうこのマウンドに立てたことに感謝しています」と語った。

 この日は自己最速にあと1キロと迫る164キロをマーク。WBC仕様のマウンドや公式球についても「気にならず、チェコのいい打者に集中して投げられました」と影響を感じさせなかった。

 初回に3番・フルプに左翼線二塁打を打たれ、2死二塁から遊撃・中野の悪送球でいきなり1点を失った。それでも後続をしっかりと打ち取り、以降は危なげない投球で先発の役割を果たした。

 3・11は東日本大震災で被災し、大切な家族を失った。「僕の投げている姿で感じてもらえたら」と語った右腕。あの日から12年、運命的とも言えるWBCデビューをチームの勝利で飾った。

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