「カーネクスト　２０２３　ＷＢＣ１次ラウンド　東京プール、日本代表１３－４韓国代表」（１０日、東京ドーム）

　ラーズ・ヌートバー外野手が連夜の走攻守にわたる活躍で、侍ジャパンの２連勝に貢献した。

　３点を先制された直後の三回に反撃ののろしとなる適時打を放つと、ベンチに向かって激しいガッツポーズを繰り出し大絶叫。これで試合の流れを変えると、今度は守備で五回に２夜連続のダイビングキャッチを見せチームの危機を救った。

　さらに六回には背中に死球を受けると相手投手をにらみつけながら一塁へ。気迫を全面に出す姿にファンは心を打たれた。七回に右前打を放った際には、相手外野手の三塁へのスローイングが浮いたと見るや、鮮やかに二塁を陥れた。

　ベンチからお立ち台へ向かう際、スタンドのファンは「ヌーーーー！！！」の大絶叫でヒーローを迎え入れた。「勝ててよかったです」の第一声に大歓声。「ヒットもうれしいけど、勝てたことがうれしい。最高です」と笑みを浮かべた。

　ダイビングキャッチには「アリガト、アリガト、アリガト」と日本語で笑顔。デッドボールには「ちょっと凝ってたところに当たったのでちょうど良かった」と語り、「ニッポンダイスキ！！ミンナ、アリガト～」と絶叫してお立ち台を締めた。