涌井が名乗り“便利侍”中継ぎも抑えも

 西武・涌井秀章投手(26)が5日、WBC日本代表の「便利屋」に立候補した。世界一に輝いた前回大会は先発にこだわったが、「今回は便利屋枠で入れてもらえれば」と、中継ぎや抑えとしてフル回転することを誓った。

 今季途中から抑えに転向し、30セーブ。来季、チームでは希望する先発復帰の確約を得たが、侍ジャパンでは「投げられればいい」と最終メンバー入りを熱望した。

 この日は埼玉・所沢市内で契約更改交渉に臨み、1000万増の2億2千万円でサインした。順当なら来季中に国内FA権を取得。球団からは2年総額5億円以上の契約を提示されたが、涌井の要望で単年契約となった。今季は女性スキャンダルも発覚したが、すっかり改心。「来年は自分の野球人生で勝負の年になる」と、言葉に力を込めた。

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