法大・森田駿哉投手、潜在能力はピカイチ

 元阪神スカウトの菊地敏幸氏は、法大・森田駿哉投手(4年・富山商)の潜在能力の高さを大きく買っている。1年春に開幕投手に抜てきされて、初登板初先発初勝利。華々しいデビュー以降、1年秋から3年秋まで登板なしと故障に泣いた。

 ラストイヤーで中継ぎながら復帰した左腕に対し、同氏は「短いイニングを見る限りでは非凡な能力を感じます」と高い評価を見せている。「体のスケールもある、またバランスのいい投球フォーム」と好素材の要素を列挙した。

 「個人的にしたら順位は別として、ぜひ森田君はドラフト(候補)に挙げたい」と才能にほれている様子を隠さない。リーグ戦での実績は乏しいが、素質の高さを認められ25日のドラフト会議で名前がコールされる可能性は十分ある。

 ◆菊地敏幸(きくち・としゆき)1950年生まれ。法政二から芝浦工大を経てリッカー。ポジションは捕手。89年にスカウトとして阪神入団。藪、井川、鳥谷らを担当。13年限りで阪神を退団した。

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