プロ野球選手が挑む珍しい自主トレ 護摩行、滝行、相撲トレ…色々あります

 キャンプインするまでの期間にも、プロ野球選手はさまざまなトレーニングを行っている。精神面を鍛える護摩行や滝行、異業種トレ…オフだからできる“非日常”のトレーニングに注目した。

公開日:2022.1.18

 【2022年1月12日デイリースポーツ紙面】笠原が名古屋市守山区の倶利加羅不動寺で滝行に臨んだ。「ラストチャンスです。ダメなら終わりだと分かっているんで」。1年前には柳が訪れ、最優秀防御率と最多奪三振の2冠に輝いたというパワースポット。2019年の開幕投手も務めた背番号47は、身も心も清めて背水イヤーに臨む。

 DeNA・東克樹投手(26)は12月上旬から1月20日まで、名古屋で自主トレを行った。名古屋市守山区の倶利加羅不動寺で初めての滝行を経験。「あれ(滝行)をやりぬいたこと。達成感だったり、極寒の中で耐える精神力。やってよかったなと思います」と充実した表情で振り返った。だが「すごく寒かったです。滝に打たれ終わった後、少し温かかったです。体が少しぽかぽかした状態で」と本音と不思議な感覚に包まれたことを振り返った。

DeNA・東が初の滝行経験「極寒の中で耐える精神力。やってよかった」完全復活へ準備着々
滝修行中のヤクルト・一場=2009年12月17日、埼玉県和光市の清龍寺不動院

 2009年12月、ヤクルト・一場靖弘投手は乃木希典将軍が打たれてから日露戦争に出陣したという埼玉県和光市の清龍寺不動院で滝行を行った。
 流れ落ちる水の柱に飛び込みんだ一場は、あまりの冷たさに1回目は30秒程度で音を上げてしまったが、2回目以降は約2分間も我慢。最後は自ら「もう一丁!」と気合を入れて滝つぼに立った。「最初は冷たくて息ができなかったけど、だんだん邪念が消えた」と紫色になった唇で振り返っていた。

 冷たい滝の水流を全身に受けて強烈な水圧耐えることで、強い精神力を養うことができると言われています。

【バレエトレ】由規(楽天)

2020年1月10日デイリースポーツ紙面

 楽天時代の由規はバレエダンサーのトレーニングを自主トレに取り入れた。つま先やかかと、足底のストレッチに生かせるため、フォーム安定につながると考えたためだ。「足の指の機能は自分が思った以上に使えていなかった。足底も含めて体重移動する中で一番大事。使えないとキャッチボールでもバランスが取れない」「YouTubeなどでバレエの人の(動画)を見たり、興味を持ってやり始めた」と話していた。

【座禅・断食】関本賢太郎(阪神)

座禅を組み精神を研ぎ澄ます関本=2008年11月14日、篠山市・松隣寺

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