プロ野球選手が挑む珍しい自主トレ 護摩行、滝行、相撲トレ…色々あります

 キャンプインするまでの期間にも、プロ野球選手はさまざまなトレーニングを行っている。精神面を鍛える護摩行や滝行、異業種トレ…オフだからできる“非日常”のトレーニングに注目した。

公開日:2022.1.18

 【2022年1月19日デイリースポーツ紙面「人間再発掘シリーズ 金田正一」】 相撲の稽古を金田は自身の鍛錬に取り入れた。なかでも四股。体の関節を柔らかくし、投球フォームにいい結果をもたらした。ロッテ監督に就任すると、選手に〝四股のススメ〟。金田が手本を見せた。柔軟体操はぐにゃぐにゃという形容がぴったりだった。開脚して体を前に倒すと胸が地面に付いた。
 金田はよく言っていた。
 「いいか、関節を柔らかくしておけば、故障をしなくなる。無理も利く。選手寿命も長くなることにつながる」。

オリックス・K-鈴木、武蔵川部屋で自主トレ 親方は「腹筋が弱いな」と助言

 オリックス・K-鈴木投手が4日、都内の武蔵川部屋で自主トレを公開した。
 武蔵川親方(元横綱・武蔵丸)から直接指導を受け四股や力士流スクワットのやり方を教わった。

オリックス・K-鈴木、武蔵川部屋で自主トレ 親方は「腹筋が弱いな」と助言

 K-鈴木は「野球にも連動する動きだと思う。すごくいい話も聞けた。投球につなげていきたい」と収穫を口にしていた。
 武蔵川親方は「股関節が硬いと言っていたがそこまで硬くない。腹筋が弱いな。体全体を使うのがベスト。毎日やればいい。ケガがないように丈夫な体を作っていかないと」とアドバイスを送っていた。

オリックス・K-鈴木、武蔵川部屋で自主トレ 親方は「腹筋が弱いな」と助言

 相撲の「四股」はただ足を上げ下げするだけではありません。正しい型で行うととてもキツいものです。
 太もも、お尻、ふくらはぎ、内もも、足裏、足の指など下半身の筋肉群と上半身と下半身をつなぐインナーマッスルの腸腰筋を同時に鍛えつつ、股関節の柔軟性を高めます。体軸のブレを抑え、上半身と下半身の連動性が高まります。

【パドルボードトレ】武田翔太(ソフトバンク)

2013年1月14日デイリースポーツ紙面

 ソフトバンク・武田は2013年1月の自主トレで、サーフボードに立って両手でパドルをこぐ「スタンドアップパドルボード」に挑戦する姿を披露。最初は何度も海中に落ちたが、徐々にコツをつかんでボードに立つことに成功。「余計な力を抜いて体の軸を使って動くことは投球にもつながる」と話していた。

【滝行】笠原祥太郎(中日)、東克樹(DeNA)、一場靖浩(ヤクルト)ら

滝行に挑む中日・笠原=名古屋市守山区の倶利加羅不動寺

新着のまとめ

もっと見る

主要ニュース

リアルタイムランキング

まとめ記事ランキング