「楽天０－１１西武」（６日、楽天生命パーク宮城）　楽天は大敗で自力優勝の可能性が今季３１試合目で早くも消滅した。３７試合目だった昨季のロッテを上回る異例の早さに、梨田監督は「一番悪いのは監督です」と怒りを押し殺すように話した。

　楽天・福山博之投手（２９）が１６日、再調整で出場選手登録を抹消された。福山は昨季、４年連続６０試合以上登板となる６５試合に登板し、防御率１・０６と不動のセットアッパーとしてブルペンを支えた。だが、今季は１５試合で１勝２敗、防御率７・４７。期待に応えられない試合が続いている。

　楽天・松井裕樹投手（２３）が７日、再調整のため出場選手登録を抹消された。松井は、２４試合登板で０勝５敗２セーブ、防御率５・０１。

　指揮官は「去年の夏ぐらいには自責０だった福山と、防御率０点台だった松井の２人いないのだから、大変は大変。でも福山を敗戦処理で使うわけにはいかないし、松井もあと何十年もやらないといけない選手」と話した。