70～82年まで13年連続盗塁王。72年ＭＶＰ。通算1065盗塁および72年の年間106盗塁は今なおぶっちぎりの日本記録。福本の盗塁を阻止するため南海・野村が投手のクイックモーションを編み出すなど、後世の野球スタイルにも多大な影響を与えた。88年最終戦、上田監督があいさつで「去る山田久志、そして残る福本」と言うつもりが「去る山田、そして福本」と言ってしまったことを受けて、そのまま引退した。02年殿堂入り。
「たこ焼きみたいやね」（→０行進が続く投手戦でスコアボードを見て）、「加古川の人帰られへん」（→甲子園での長時間ナイターで終電を気にして）など、テレビ解説での素朴な発言はネット界隈での定番ワードとして親しまれている。

打点王３度＆犠飛数歴代２位　４番・長池の前で打点をかっさらう“点取り屋”加藤秀司（英司）

「しゅうじ」じゃなくて「ひでじ」。「えいじ」じゃなくて「ひでじ」。首位打者２回、打点王３回獲得のクラッチヒッター。のちに近鉄、南海と渡り歩き関西パ３球団を“制覇”した。

あだ名は「チャ」　ファン感ではたけちゃんマンならぬカトちゃんマンに変身！

73年ドラフトで高校生の江川卓を１位指名したが…拒否されていた！

江川といえば巨人との「空白の１日」が有名だが、最初にドラフト１位指名したのは73年の阪急。「江川の全盛期は高校時代」という声もあるだけに、当時阪急に入団していたらどうなっていただろう。ちなみに高校、大学、浪人時と３度の１位指名を受けた選手は江川ただ１人。そら普通は２回目までに入るわなぁ。

西本監督の退団、江川に入団拒否された阪急ブレーブスは、上田監督の下、新たな時代に突入する。
次回、黄金時代から史上最強時代へ―。