アルプスにもあった作新学院の目に見えない強さ

 作新学院には剛速球とかスラッガーとか、騒がれているような選手はいないけれど、自分たちができる最大限を完璧にする。これが9年連続出場の強さなのかなと思いました。

 三回無死一、二塁で一塁手の中島君が送りバントにチャージし、二塁走者を三塁でアウトに。次の打者がタイムリーを打ったので、走者が複数いたら大量失点になりかねなかった。六回も捕手の立石君が二盗を阻止して、失点を未然に防ぎました。この、目に見えない部分の強さみたいなのが結果に表れてるんじゃないでしょうか。

 目に見えないといえば、作新学院アルプスは見えない部分で相手にプレッシャーをかけていたと思います。ブラスバンドが高速で曲をめくるめくチェンジ。応援のスピードが攻撃のペースをアップさせているようでした。

 筑陽学園も九回に粘りをみせました。同点に追いついた石川君の2点三塁打を、僕は筑陽学園アルプスで見ていたんです。大歓声で「これは(逆転)あるぞ!」とすごい盛り上がりでした。2死だから最後の打者になるかもしれないのに、フルスイングで思い切りのいいプレーをみせてくれました。小柄だけど気持ちで勝っている。石川君のような選手が僕は大好きです。

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 かみじょうたけし(本名・上条剛志)1977年12月31日生まれ。兵庫県淡路島出身。龍谷大卒。血液型A型。身長170cm、体重50kg。高校野球大好き芸人として知られる。趣味・特技は競輪予想、モノマネ。

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