アルプス席で30年ぶりの親子再会

 富岡西(徳島)のアルプス席で、誰か声かけてくれへんかなとマスクを外して歩いてたんです。そこで偶然「かみじょうさん、写真撮ってください」と言ってくれたのが、20年前の富岡西の野球部キャプテンの山下亮平さんです。

 話を聞いたら、阿南市の市役所には「野球のまち推進課」というのが10年ぐらい前にできたらしくて。それから「JAアグリあなんスタジアム」という、立派な天然芝の球場ができたそうで。街をあげて、本当に野球熱が高い地域ですよね。

 アルプス席にはいろいろな時代の富岡西のユニホームを着た方がいらっしゃって。年配の方から若い方までいて、「久しぶりやん!」という声も上がっていて。同窓会みたいな雰囲気もありました。

 それで思い出したのは、14年のセンバツで龍谷大平安が16-2で大島(鹿児島)に大勝した試合です。そこで大島のアルプス席に行ったら抱き合ってる親子がいたんです。大声で「あんた、何しとったん…!」言うてお母さんが泣いてらして。

 周りの人に聞くと「20、30年ぶりに親子で会ったらしいよ」てなことで。消息不明やった息子との再会だったようですが、息子も母校が出てるもんでフラッと見にきたんでしょうね(笑)。この日の富岡西のアルプス席もですが、甲子園に出たからこその再会というのもいいもんです。

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 かみじょうたけし(本名・上条 剛志)1977年12月31日生まれ、41歳。兵庫県淡路市出身。中学、高校時代はソフトテニス部。龍谷大卒。お笑いコンビ「ロビンス」で活動後、現在はピン芸人。高校野球大好き芸人として知られる。趣味・特技は競輪予想、モノマネ。

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