広島・勝田が倍増2000万円更改 実った1軍完走「いいもの吸収できた」 8日侍戦「自分と(代表選手)の違い直接確認」
「広島秋季キャンプ」(7日、宮崎)
広島・勝田成内野手(23)が7日、秋季キャンプ終了後に自身初の契約更改に臨み、倍増となる年俸2000万円でサインした。また、8日に行われる侍ジャパンとの練習試合では必勝を誓った。ルーキーながら1軍にフル帯同した1年を締めくくる一戦を前に気合十分。さらなる飛躍が期待される来季へ向け、強敵を撃つ。(金額は推定)
走り抜けてきた1年目を締めくくる相手に不足はない。勝田が今年ラストの対外試合となる侍ジャパン戦へ向け、「勝って締めたい。対戦する選手は一流選手ばかりなので、いいところは盗みたい」と闘志を燃やした。
12日から開幕する「アジアチャンピオンシップ」は、基本的に24歳以下または入団3年目までの選手に出場資格がある。勝田も条件を満たしていたが選出は見送られた。「ジャパンに入れなかった自分と(代表選手)の違いはどこなのかを直接確認して、オフシーズンの課題につなげていきたい」と、同世代のトップレベルを肌で感じ、自らの現在地を測る絶好の機会を前に気合十分だ。
今季は開幕戦の3月27日・中日戦(マツダ)の延長十回に、プロ初安打初打点となるサヨナラ適時打を放つ鮮烈なデビューを飾ると、その後も奮闘。最終的に109試合で打率・203、10打点の成績を残した。「ずっと1軍に帯同させてもらってすごくいいものを吸収できた」としながらも、「打率を残せず悔しかった」と自己評価は厳しめ。それでも、堅実な守備と粘り強い打撃を武器に球団の新人野手では15年の野間以来、11年ぶりの1軍完走を果たした。
この日の契約更改では倍増となる年俸2000万円でサイン。球団からは、「来季も大いに期待している」と高い評価をもらった。期待に応えるべく、来季の目標を打率・270に設定。秋季キャンプではフィジカル強化に加え、課題の打撃向上へ汗を流している。
打撃強化の要として取り組んでいるのが、スイングスピードの向上だ。今季の平均数値は約95キロ。強いスイングを仕掛けるタイプではないものの、「他の選手と比べて桁違いに遅い」と自覚する。スピードが上がれば、「今まで抜けなかった打球が抜けるようになる」と確信しており、平均100キロを目標に掲げ、バットを振り続けている。
チームは今秋のドラフトで1位・山里(亜大)を含め、二遊間を守れる選手を4人指名した。来シーズンへ二遊間のポジション争いはさらに激しさを増すが、競争に負けるつもりはさらさらない。「まずはチームの勝利に貢献することです」と勝田。真価が問われる2年目へ、侍撃破で弾みをつける。
