広島1位指名5年ぶり非公表 新井監督“候補”「決まっている」 「くじは得意ですから」青学大・渡部有力もぎりぎりまで熟考へ

こぶしを握る新井監督(撮影・佐々木彰尚)
会議に出席した(左から)松田オーナー、新井監督ら
2枚

 「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が22日午後4時50分から東京都内のホテルで開かれる。広島は21日、都内でスカウト会議を行い、5年ぶりに1位指名を事前公表しないことを決めた。有力候補に挙がる青学大・渡部海捕手(22)は複数球団との競合が見込まれるが、新井貴浩監督(49)は「くじは得意」と語り、1位指名選手を引き当てる決意を示した。

 近年では“異例”の形が取られた。約2時間のスカウト会議が終わり、1位指名選手の公表は見送られた。松田オーナーは1位指名について「決まっていないことはないが、悩んでいるところ」と明かし、田村スカウト部長も「ある程度は絞り込んだが、この選手というのは決まっていない。最終決定は明日(22日)の会議に持ち越す」とした。各球団未公表の流れに鯉も乗った。

 新井監督は1位指名“候補”は「決まっている」と断言した。この日は四つの指名パターンを想定しながら、シミュレーションをしたという。自身が監督就任後、事前公表をしないケースは初めて。「たくさん良い選手がいると思うので、良いご縁をいただけるように願っています」と笑みを浮かべた。

 直近は2022年の斉藤優、23年の常広、24年の宗山、25年の立石と、4年連続で1位指名を公表していた。球団としての熱意を事前公表という形で示してきたが、方針を転換。今年は目玉級の候補は多いが、その中で飛び抜けた存在はいない。田村スカウトは「ここから先、情報が結構出てくると思う」と語り、直前まで他球団の動向を注視し、1位指名を一本化していく方針を示した。

 広島の補強ポイントは捕手、小園と矢野が抜けた二遊間、床田と森下の去就が不透明な投手となっている。その中で青学大・渡部は智弁和歌山時代に夏の甲子園優勝を経験し、大学でもリーグ6連覇、4度の全国制覇を達成した“勝てる捕手”。大学日本代表で4番を務める打力も持ち合わせており、広島の1位指名最有力候補に挙がる。

 指名が競合した場合は新井監督自ら、クジ引きに臨む。23年には常広を2球団競合の末に引き当て、昨年は外れ1位指名した平川を2球団競合の中で引き当てた。「くじは私、得意ですから」と強調しつつ、「何でも来いという形です」と力を込める。

 二遊間では亜大・山里が高評価。投手の単独指名を狙う方向に固まった場合は、崇徳出身の近大・宮原、亜大・川尻が候補となる。生まれ変わろうとしているカープに迎え入れられるのは誰か-。運命の瞬間は刻一刻と迫っている。

 ◆1位指名非公表は5年ぶり 広島が1位指名選手を事前に公表しなかったのは2021年度ドラフト以来となる。同年度は隅田知一郎投手(西日本工大)を1位指名。西武、巨人、ヤクルトと4球団競合の末、抽選で西武が交渉権を獲得した。〝外れ1位〟で山下輝投手(法大)を指名したが、再びヤクルトと競合し抽選を外した。最終的に“外れ外れ1位”で黒原拓未投手(関学大)の交渉権を獲得した。

編集者のオススメ記事

広島カープ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス