広島・森下「自分が悪い」 新井監督は「援護が少ない」 中盤で崩れて6回3失点9敗目 3位と3・5差に拡大

7回の攻撃中、味方を鼓舞する森下(撮影・北村雅宏)
4回、増田に先制打を浴びた森下
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 「広島1-3ヤクルト」(28日、マツダスタジアム)

 逆転でのCS進出を目指す広島が手痛い2連敗となった。先発・森下暢仁投手(29)は6回5安打3失点。打線からの援護が乏しく、リーグワーストタイとなる9敗目を喫した。チームは2戦連続1得点にとどまり、攻撃陣の奮起も浮上には必要不可欠。3位・DeNAとは3・5差となり、これ以上離されるわけにはいかない。

 汗を飛ばしながら腕を振り、時にはほえた。直球には力があり、緩急をつけた投球もできていた。それでも報われることはなかった。クオリティースタート(先発で6回を自責点3以下)を達成しながらも敗れた森下は「点数を取られたところが全てだと思うので」と淡々と振り返った。

 序盤の3イニングは無失点。安定した立ち上がりを見せたが、四回2死二塁から増田に左前への適時打を浴びた。申告敬遠後、投手・奥川に初球を捉えられての中前適時打で、2点を先制された。さらに五回には2死一塁から赤羽に右翼線への適時二塁打を食らい、スタンドからはため息が漏れた。

 失点シーンはいずれも2死の局面だった。「粘られた中で、できることがあったのかなと思います」と反省した右腕。投手への適時打献上には「結果的に打たれてしまったので、自分が悪いです」と語った。

 前回登板の21日・巨人戦(東京ド)では今季自己最多となる125球を投じて8回6安打2失点(自責1)の熱投を見せたが、打線が完封されて完投負け。今回も援護は六回の1得点のみだった。25日に誕生日を迎え、29歳になって初めてのマウンドは悔しいものになってしまった。

 新井監督は右腕に対して「粘ったと思う」と責めることはせず、「前回(登板時)も援護が少ない。次回、彼が投げる時は援護できるようにしてあげたい」と攻撃陣の奮起を促した。

 その打線は奥川に対して内野ゴロに間に走者を本塁に迎え入れた1得点のみに終わった。力強い直球と曲がり幅の大きなスライダーに苦戦した。指揮官は奥川を「良い投手なので」と認めた上で、「次回も対戦はあると思うから、得点できるようにやっていきたいです」と話した。

 チームは3連勝で勢いに乗ったかと思われたが、2連敗。6連敗という苦しい状況で広島に乗り込んできたヤクルト相手に終始、主導権を握られる展開で敗れた。

 最下位は変わらず、これで3位・DeNAとは3・5差に拡大。逆転でのCS進出を果たすため、負けられない戦いが今後も続く。若手の多いカープの底力が試されている。

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