広島・名原 村上から自身初の猛打賞だ4安打だ!週末は破竹の7連勝 2カ月ぶり4位浮上「気合と根性で明日も打ちます!」
「広島3-2阪神」(27日、マツダスタジアム)
気合と根性打ぁ~!広島・名原典彦外野手(26)が自身初の猛打賞となる4打数4安打1打点の大暴れで逆転勝利の立役者となった。5月下旬まで育成選手だった男が見せた昨季のリーグ3冠右腕からの痛快劇。これでチームは土日の試合で破竹の7連勝となり、4月17日以来、約2カ月ぶりに4位浮上を果たした。
圧巻の“ナバタイム”は3時間半を超えた。初回の先頭打者安打で幕開けし、3号ソロなどを挟んで、最後のヒーローインタビューでは「気合と根性で明日も打ちます!」と満面の笑みで堂々と宣言。グラウンドから引き揚げる瞬間まで鯉党を沸かせ続け、心をわしづかみにした。
ただの4安打ではない。昨季、最多勝、最高勝率、最多奪三振のタイトルを獲得した村上からの4安打に価値が増す。まずは初回先頭で初球打ちでの右前打。「気持ちだけは負けないように。初球から気合と根性でいってやろう」と心に決めていた。2度の雨天中止を挟んで4日ぶりに臨んだ一戦で勢いをもたらす一打を放った。
さらに先制された後の三回には内角に食い込むツーシームを捉えて左翼ポール際への一時同点ソロ。「どこに狙っていたとかはなくて…。体がうまく反応してくれた」。プロ入り後、2軍戦での本塁打はないが、5月21日の支配下昇格後、これが3本目。その要因は「気持ちじゃないですかね」と自己分析する。1軍では格上投手との対戦が続く中、「来た球を打つだけ」というシンプルな思考が好結果に結びついている。
1-2の五回1死一塁ではエンドランでの右前打を放ち、同点機を演出。2-2の八回先頭では右前打で出塁後、坂倉の適時打で決勝の生還を果たした。24日に誕生日を迎えたばかりで、26歳になって初めての試合で2軍戦も含めてプロ初の猛打賞。サクセスストーリーを爆速で進む男は「26歳になるまで、猛打賞をとったことがなかったので、打ててよかったです」とお立ち台で声を弾ませた。
そのヒーローインタビューでは、一緒に登壇した坂倉から「名原が『気合と根性』で流行語大賞を狙っているらしいので」と愛あるイジりを受けた。自身の代名詞である“気合と根性”のフレーズは“ナバタイム”とともにチームとファンに急速に浸透中。「今の時代に絶対にはやらないですよ」と頭をかいた名原だったが「流行語大賞、楽しみにしておいてください!」とちゃめっ気たっぷりに笑った。
これでチームは4位に浮上し、新井監督は「打撃フォーム的なところではなく、気合と根性で食らいついていく姿がファンの心を打つと思います」と名原の姿勢を絶賛。気合と根性、泥くささ満点の姿勢がデータ全盛の現代野球でひときわ輝きを放つ。
