広島・坂倉 18打席ぶり快音が千金V打!4番お目覚め ガッツポーズ「別人だと思います」 新井監督「気持ちで持っていった」

お立ち台でポーズをとる坂倉(左)と名原(撮影・北村雅宏)
8回、勝ち越し打を放つ坂倉。投手村上
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 「広島3-2阪神」(27日、マツダスタジアム)

 広島・坂倉将吾捕手が珍しく塁上で白い歯をこぼした。チームにとっても、自身にとっても大きな意味を持つ一打。苦しみの先に待っていたのは最高の景色だった。「みんな喜んでたんで、うれしかったです」。値千金の一打でチームを4位浮上へと導いた。

 2-2で迎えた八回1死一、三塁。前打席まで抑え込まれていた村上とは4度目の対戦だった。カウント2-1からの4球目。内角の146キロを詰まりながらも右前に運び、決勝点をもたらした。白球が右前で弾むのを確認すると、ガッツポーズ。お立ち台では「別人だと思います」と笑いを誘ったが、自然と感情があふれる執念の一振りだった。

 リーグ戦再開後は4試合で計11打数無安打。この日も3打席連続で凡退しており、実に18打席ぶりの快音だった。トンネルは長かったが、26日の雨天中止時も全体練習後に室内練習場でマシンと向き合い、黙々とバットを振った。「なんとか打開策を見つけて、引き出しをどんどん増やしていきたい。(気持ちの)浮き沈みが一番自分を見失う。結果に一喜一憂しないように」。ブレない軸があるから坂倉は強い。

 新井監督は「気持ちで持っていった、いいヒットだった。練習中もすごくいい感じで振ってたんで、期待して見ていました」と信頼して4番で起用し続けている。「見え方やスイングの軌道は毎日一緒じゃない。その中でどう戦っていくかだと思う」と坂倉。上位を目指すチームの進撃を力強く支えていく。

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