広島・新井監督「我慢して、辛抱して、上にいくしかない」 2安打で今季6度目完封負け 最下位転落も「表情見ても雰囲気悪くない」

 「広島0-4ヤクルト」(9日、マツダスタジアム)

 広島が今季6度目の完封負けを喫し、今季初の最下位に転落した。先発・岡本駿投手(23)が6回4失点で2敗目を喫し、打線は七回先頭まで無安打に封じられて2安打を放つのがやっとだった。新井貴浩監督(49)は最下位転落にも「我慢して、辛抱して、上にいくしかない訳だから」と強調。苦境を耐えて前に進む心意気を示した。

 満員のスタンドからのため息が積み重なった。勢いのある首位チームの前に、なすすべ乏しく敗戦。試合の主導権を握られ、反発力も生まれない。借金は今季ワーストの「8」に膨らんだ。そして、昨年4月以来の最下位転落。新井監督は現状を受け止めた上で視線を前に向けた。

 「まだ先は長いし、まだまだここから。我慢して、辛抱して、上にいくしかない訳だから。また明日から一戦一戦頑張っていきたいと思います」

 2安打という数字はさみしいが、好機がなかったわけではない。二回は先頭からの連続四球で得点圏に走者を置いた。七回は先頭・野間が中前打で出塁。次打者・小園の飛球は、もう一伸びで柵越えだった。だが、決定打は出てこなかった。七回1死一塁、遊ゴロ併殺打に倒れた坂倉は天を仰ぎ、拳を握って悔しさをあらわにした。

 相手先発・松本健は2年前の24年5月15日(松山)で完封星を献上した相手。この日も直球と変化球のコンビネーションに手を焼き、七回先頭まで無安打の8回無失点に封じ込められた。福地打撃コーチは「全部のボールを操れるっていうのが彼(松本健)の持ち味。ボールを見てつなげた選手もいたけど、振らずに終わる選手もいた。全ての球種をゾーンにうまく投げ分けられた」と相手右腕に脱帽した。

 これでチームはヤクルトに4連敗。今季の同戦は1勝6敗で完封負けは早くも3度目となり、7試合を終えて計7得点しかあげられていない。新生・池山ヤクルトの快進撃に大きく貢献してしまっているのが現状だ。

 この日は練習前に野手陣がグラウンド上でミーティングを行い、藤井ヘッドが身ぶり手ぶりを交えながら、約5分にわたって熱弁を振るった。練習中には新井監督が打率・210の小園に直接打撃指導を行う場面もあった。上昇ムードを生み出すため、おのおのが汗水流してもがいている。

 新井監督はチームを見渡し、「選手の表情を見ていても雰囲気は悪くない。ただ勝ち負けは出るから、そこに一喜一憂しないこと。そこが大事だと思う」と言った。信念を持ち、耐えて、強くなるしかない。

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