広島 床田に続いて森下の好投も引き出した持丸の実力は本物?横山竜士氏「2軍で苦労した成果だろう」

 「広島2-1ヤクルト」(21日、マツダスタジアム)

 広島が森下からハーン、中崎とつないで1点差の逃げ切り勝利。連敗を「3」で止めた。デイリースポーツ評論家の横山竜士氏は、先発マスクをかぶり僅差リレーを完成させた持丸泰輝捕手(24)を評価。昨年まで2軍のコーチをしていただけに「苦労の成果が出ている」と“カープOB”としても喜んでいた。

 ◇ ◇

 先発マスクをかぶった持丸が最後まで安定したリードをしていた。森下からハーン、中崎とつなぐ僅差のリレーで緊張もあっただろうが、最後は三者三振で締めた。床田をうまくリードしたDeNA戦同様、いい働きだった。

 (広島は先発した森下が7回を4安打無失点。2番手のハーンが八回を抑え、九回は中崎が完璧投球で逃げ切った)

 打者の右左に関係なく内角をしつこいぐらいに攻めたのがよかった。初回、長岡が内角寄りの初球ストレートを打ってきた。その後もヤクルト打線が積極的に振ってきたが、それでもひるまずにストライクを先行させていた。

 持丸はこの11日に1軍登録されたばかり。ファームが長かっただけに、床田や森下らとはあまり話す機会はなかったはずだ。情報に関しては投球の映像などで確認する程度かな。

 ただ1軍登録後に、しっかりとコミュニケーションをとったのだろう。彼はそういうことを自分から求め、準備を怠らないタイプだから。

 打撃には魅力がある反面、キャッチングに課題があって、その克服に時間をかけていた。

 かつてアンダーソンという投手が先発した試合でマスクをかぶったことがあり、そこでボールを後ろへそらす課題を露呈してしまった。球の速さとブレーキのある変化球についていけなかった。

 その後は由宇の試合が終わるとまた大野での練習の繰り返し。この2軍で苦しんでいる彼の姿を見てきたし、努力する人柄も知っているだけに、この2試合の好リードに関しては正直言って僕もうれしい限り。

 (持丸は19日のDeNA戦で今季初先発し、床田から8回2失点の好投を引き出した。17日の同戦では途中出場して神里の二盗を阻止。これが今季チーム初の盗塁阻止となった)

 打撃面でも光るものを見せていた。五回の2打席目は10球粘る中で、ライトのポール際へ打ち込む惜しいファウルがあった。内角ひざもとへ食い込む難しい変化球への反応にセンスの良さを感じた。

 この試合、ベンチ入りメンバーで捕手登録は坂倉と持丸だけ。いざとなれば二俣も控えているとはいえ、こういう状況で戦っているだけにチームにとっては本当に大きな存在。緊迫した中での1点差勝利は貴重な経験として今後に生きてくるはずだ。

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