広島・平川蓮 早期1軍へ「いつ呼ばれても大丈夫」実戦復帰即安打 新井監督「段階を踏んで良かったら上げる」
「ファーム・西地区、阪神2-0広島」(17日、日鉄鋼板SGLスタジアム)
「右肩肩鎖関節損傷」で戦線離脱していた広島のドラフト1位・平川蓮外野手(22)=仙台大=が17日、ファーム・阪神戦(SGL)で実戦復帰した。「1番・中堅」でスタメン出場し、3打数1安打。新井貴浩監督(49)も動きを評価し、体に問題がない状態が続けば、早期に1軍に昇格させる考えを示した。
復帰1打席目で快音を奏でた。初回に右打席に立った平川は相手先発の左腕・門別が投じたカーブを振り抜いた。鋭い打球は三遊間を抜けていき、左翼を守る相手のドラフト1位・立石のもとへと転がっていった。
試合後に復帰初戦を無事に終えた安堵(あんど)感よりも1軍復帰への前進姿勢を強くにじませた。「不安は全くなかった」という中で臨み、3打数1安打。結果に対する満足感は薄いが、「いつ(1軍に)呼ばれても大丈夫です」と鼻息は荒い。
安打を放った門別は同じ北海道出身で年齢も1つ下。「道産子の後輩」からの一打に「良いピッチャーだなと。対戦経験はなかったんですけど、自分の代でも有名なピッチャーでした。『あぁ門別だ』と思って。あの門別から打てて、ちょっとうれしかったっす」と笑みを浮かべた。プレーできる喜びをかみしめながら、野球小僧らしい素直な感情もこぼれた。
守備でも中堅と右翼でそつなく打球を処理。「守備も打撃も違和感なくできたかなと思います」とうなずいた。
3月31日・ヤクルト戦(神宮)の守備でフェンスに右肩を強打。「右肩肩鎖関節損傷」と診断され、出場選手登録を抹消された。リハビリ期間中は下半身の疲労回復と強化に着手。「ジャンプ測定の結果もケガをする前より上がった。良い状態かなと思っています」と自信をのぞかせる。
平川の復帰戦を映像で確認した新井監督は「しっかり(バットが)振れているし、良いヒットを打っていた。速い真っすぐに対応できているし、動けている」と評価。1軍復帰時期は明言しなかったものの、「段階を踏んで良かったら(1軍に)上げるつもり」と語り、体に問題がない状態が続き次第、1軍に昇格させる考えを示した。
1軍はこの夜、DeNAに完敗。借金3を抱え、波に乗れない状況が続いている。チーム打率もリーグワーストの・203。平川自身も1軍の舞台では、まだ2安打しか放っていないが、オープン戦で12球団トップの21安打を記録した実績と、見る者をひきつける打撃が今のチームには必要不可欠だ。黄金新人の戦列復帰が待たれる。
