広島ドラ1・平川が救った レーザービームで俊足・岡林本塁補殺「肩に自信がある」も中日ナインあっけ V3以来の開幕連勝

 「広島2-1中日」(28日、マツダスタジアム)

 レーザービームさく裂じゃ!!広島のドラフト1位・平川蓮外野手(21)=仙台大=が四回、中堅から衝撃的なバックホームを見せ、ピンチを救った。この日は無安打ながら、同点の八回には勝ち越し劇の起点となる四球も奪取。攻守で存在感は増すばかりで、チームはリーグ3連覇を成し遂げた2018年以来8年ぶりの本拠地開幕連勝スタートとなった。

 まるでサヨナラ勝ちしたかのような光景だった。球審がアウトを宣告すると、カープナインはベンチを飛び出し、お祭り騒ぎ。三塁ベンチの中日ナインはあっけにとられていた。「自分、肩に自信があるので。(自信は)ありました」と平川。打撃だけでなく、守備でも見る者をひきつけ、度肝を抜く。三拍子そろった規格外ルーキーがスーパープレーを見せた。

 試合の流れを左右する重要な局面だった。0-0の四回に先発・ターノックが1死満塁のピンチを背負い、サノーが放った飛球は中堅の定位置付近へ。三走は俊足の岡林で多くの人が1点を覚悟した。その中で中堅手・平川は落下地点に後方から回り込み、助走をつけて捕球。その勢いで本塁へノーバウンドで返球し、岡林を刺した。

 チームのピンチを救い、さっそうとベンチに帰ってくるとナインに出迎えられて、雄たけび。「いつも通りやれたって感じです」と笑みを浮かべた。助けられたターノックは「正直打たれた瞬間は点が入ると思ってしまった。だけど平川が素晴らしい送球でダブルプレーを成立させてくれた。本当に感謝しています」と驚きつつ、頼もしい味方に大きな拍手を送った。

 前日の開幕戦ではプロ初安打となる同点の2点適時打。大型スイッチヒッターとしての打撃に目が向きがちだが、守備面もキャンプから高い評価を受けていた。際立つのは打球への反応の速さ。新井監督も「打球の追い方一つ見ても、実戦的なセンスを感じる」と早い段階から守備能力の高さを感じ取っていた。

 打撃では1-1の八回先頭で左腕・牧野に対して右打席に立つと、粘った末に四球を選び、ファビアンの適時打で決勝の生還。それまで無安打だったこともあり、ノーステップ打法を試行して球を見極めた。指揮官は「打席の中で修正できる選手」とうなずき、守備でのスーパープレーには「捕ってからの速さ、強さ、正確さ。三塁走者は岡林君ですからね。あのビッグプレーはすごかったですね」と手放しで褒めたたえた。

 これでチームは新井政権初となる開幕連勝スタート。広島に出現した超新星は次に何を見せてくれるのか-。胸躍る鯉党の期待は膨らむばかりだ。

 ◆マツダでの開幕連勝発進はV3の2018年以来 開幕を本拠地マツダで迎えたシーズンで連勝発進を決めたのはリーグ3連覇を達成した18年以来、8年ぶり。この年は開幕4連勝を記録した。なお、3連覇した16~18年の3シーズンは、いずれもマツダでの開幕で全てカード勝ち越し。また、ビジターを含めれば、横浜でのDeNA3連戦が組まれた22年以来で、この年は開幕6連勝だった。

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