広島・渡辺 今年最後の実戦2安打2打点 充実の秋!打率・387締め 同期・佐々木に対抗心「自分も」
「広島紅白戦、白組3-5紅組」(20日、天福球場)
新鮮力じゃ!広島の渡辺悠斗内野手(23)が20日、宮崎県日南市の秋季キャンプで行われた、今年最後の実戦となる紅白戦で2点適時打を含む2安打をマークした。キャンプでの実戦打率を・387で締め、新井貴浩監督(48)から「すごく伸びた」と高評価を得た。同じ右の大砲候補で同期入団でもある佐々木泰内野手(22)にも対抗心を燃やした。
カラッとした日南の空気に、渡辺が奏でる快音が心地よく響いた。年内最後のアピール機会となる紅白戦で4打数2安打2打点。「打撃面でいろいろ教えてもらって、練習で取り組んでいることが良い方向にいっている。フェニックス(リーグ)と秋季キャンプで自信がついた」と充実の表情で実戦を締めくくった。
この日は紅組の「4番・三塁」で出場。二回無死満塁の1打席目で遠藤の初球カーブをたたくと、鋭いゴロは右腕の足元を抜けて、中前への2点適時打となった。「何か考えていたわけじゃないですけど、甘く来たらいこうと思っていた」。反応で捉えた一打が状態の良さを物語る。渡辺も思わず笑みをこぼした。
三回にも常広から右前打。今キャンプは実戦7試合、計31打数12安打で打率・387を記録した。15日の練習試合ロッテ戦(都城)では3安打と対外試合でも存在感を示し、新井監督も「今年2月の春季キャンプから今まで、1年間ですごく伸びた選手だと思う。同級生の(佐々木)泰とも刺激し合ってやっていってもらいたい」と高く評価。今後の伸びしろにも期待を寄せた。
同期入団の佐々木とは同じ右打ちの大砲候補でポジションも内野手と重なる。侍ジャパンの強化試合に追加招集されるなど、一歩先を行く佐々木に対し、渡辺は「1年目からあれだけ活躍しているので『自分も』という気持ちになる。刺激になる」と力を込めた。
ドラフト4位として入団した1年目の今季は、シーズン最終盤に1軍昇格。最終戦の10月4日のヤクルト戦(マツダ)でプロ初安打初打点となる左前適時打を放った。一方で、ウエスタン・リーグでは59試合で打率・226、1本塁打、17打点。1軍での経験はつかみ取ったものではなく、与えられたものだった。
今秋は「軸の回転で打つ」ことに取り組み、好調につながった。初めての秋季キャンプを「たくさん、しんどいメニューもあったけど、結果が出て自分のためになっている感じはある」と振り返った。鍛錬の日々で得た確かな手応えを、来季の飛躍へとつなげる。





